基本の備蓄量の目安

内閣府の目安では、水は1人1日3リットル、食料は1人1日3食を基準に、 最低3日分・可能であれば1週間分の備蓄が推奨されています。大規模災害では 支援物資が届くまで数日以上かかることもあるため、余裕を持った量を確保しましょう。

女性の視点で備えておきたいもの

内閣府男女共同参画局のガイドラインでは、生理用品・女性用下着(使い捨て含む)・ 授乳用品に加え、プライバシーを確保するための簡易間仕切りや、防犯ブザー・ 懐中電灯なども女性・乳幼児にとって早期に必要な物資として挙げられています。 避難所では女性用品が十分に行き渡らないケースも報告されているため、 各家庭での備えが重要です。

乳幼児がいる家庭の備え

粉ミルクまたは液体ミルク、哺乳瓶(使い捨てタイプもあると便利)、紙おむつ、 おしりふき、離乳食、母子健康手帳のコピーなどを備えておきましょう。 断水時は哺乳瓶の洗浄が難しくなるため、使い捨て哺乳瓶や液体ミルクは 特に役立ちます。日常使うものを少し多めに買い置きし、古いものから 使っていく「ローリングストック」がおすすめです。

高齢者・持病がある方の備え

常備薬(最低1週間分)、お薬手帳のコピー、常用の医療用品(補聴器の電池、 入れ歯洗浄剤、大人用おむつなど)、眼鏡の予備を備えておきましょう。 かかりつけ医・薬の名前をメモしておくと、被災先で薬を受け取る際にも 役立ちます。介護が必要な方がいる家庭は、介助用品(杖・簡易トイレ等)も 忘れずに準備しましょう。人工透析・在宅酸素・人工呼吸器を使用している方は、持病がある方・医療的ケアが必要な方の備えもあわせてご覧ください。

ペットがいる家庭の備え

ペットフード・水・常備薬に加え、キャリーバッグ、リード、トイレ用品、 ワクチン接種証明書のコピーを備えておきましょう。自治体によって ペット同行避難のルールが異なるため、お住まいの自治体の方針を 事前に確認しておくことが大切です。詳しくはペットとの被災への備え をご覧ください。

季節ごとに追加したい備え

:熱中症対策として、冷却シート・USB扇風機・塩分補給できる 飲料や飴、虫除けスプレーなどがあると安心です。停電時はエアコンが使えなくなるため、 日陰の確保・風通し・体を冷やす手段を複数用意しておきましょう。
:使い捨てカイロ・防寒着・毛布・保温シートなど、暖房が使えない 状況を想定した備えが必要です。暖房器具の多くは電気・ガスに依存するため、 停電時でも使える防寒手段を確保しておきましょう。

見落としがちな備蓄品

現金(特に小銭、停電時はキャッシュレス決済が使えないことがあります)、 モバイルバッテリー・乾電池、軍手、ラジオ、ゴミ袋(簡易トイレとしても代用可)、 養生テープ・油性ペン(情報の張り紙等に使える)、歯磨きシート・ドライシャンプー (断水時の衛生用品)なども備えておくと役立ちます。

非常持ち出し袋と自宅備蓄を分けて考える

非常持ち出し袋は避難時にすぐ背負える最小限の荷物、自宅の備蓄(在宅避難用)は 自宅で数日〜1週間過ごすための水・食料・生活用品です。両方を分けて準備し、 持ち出し袋は玄関など取り出しやすい場所に置いておきましょう。